山梨県立博物館 かいじあむ
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 ■かいじあむティーチャーズクラブ


かいじあむティーチャーズクラブ

メールマガジン 第12号

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山梨県立博物館
かいじあむティーチャーズクラブ
メールマガジン 第12号 2007.2.22
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    ■も く じ■
1. 【クラブ事務局からのお知らせ】
  ・第3回研究会開催
  ・今年度の研究のまとめ方
  ・今後のクラブ活動
2. 【近頃のかいじあむ】
  ・大好評開催中! オオカミ展
3. 【イベント等の案内】
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1. 【クラブ事務局からのお知らせ】

■かいじあむティーチャーズクラブ第3回研究会,開催■
  2月15日(木)の午後,博物館で開催しました。34名の先生方と事務局(博物館職員)5名,計39名の参加がありました。あらかじめこちらからお願いしておいた6名の先生方の研究報告が研究会の中心でした。発表の概要は以下の通りです。発表してくださった6名の先生方,ありがとうございました。

1) I 小学校の O 先生
  担任している5年生と稲作に取り組んできた。脱穀や籾と殻の選別などの作業を行ってみて,「昔の人はどのように行ってきたのだろう?」という子どもたちの課題をもとに博物館を活用。江戸時代の稲作の様子と自分たちの稲作を比較して考えたり,ワラのリサイクルにまで踏み込んで考えたりした。見学の視点がはっきりしていると,展示から必要な情報を取り出すことができると実感。

2) I 小学校の S 先生
 博物館の出前授業を活用。6年生に対して,教科書で習った日本の歴史と山梨の歴史の関連,それに関わる博物館の展示について,映像を見せながら教育主事に説明してもらった。自分は担任ではないが,博物館の事業について担任の先生に紹介し,実現できた。費用はまったくかからないので,他の学校でもおおいに活用するといいと思う。

3) K中学校の M 先生
  毎年,土曜日の午前を使ってPTA主催の「ふれあい講座」を行っている。様々な体験ができる講座である。ふれあい講座の一つとして「博物館講座」を博物館にお願いした。館では地元の歴史を説明し,ペーパークラフト・歴史ジグソーパズル・ミュージアムキット(武士の裃,鎧兜などの着せ替え)など体験しながら学べるメニューも用意してくれた。

4) F高校の I 先生
  1年生279名という大所帯で博物館を活用した。大所帯で活用させるために,事前ガイダンスをていねいに行う,学年を2分して2日に分けて行う,ワークシートを使って個々で資料を見て,メモをとるようにする,事前に各自でテーマを選ばせ,1つの展示に生徒が集中しないようにするといった工夫をし,充実した見学になるよう心がけた。

5) K高校の K 先生
  博学連携の必要性が叫ばれているが,忙しい高校現場においては授業の一環として博物館を活用するのはかなり難しい。K高では土曜日の午前中に希望者を対象に自学自習をさせているので,その時間帯に見学会を実施した。また,博物館を訪れるのは大変だが,出前授業を活用することは比較的容易なので,学芸員に学校に来ていただき,古文書を読むという授業を担当してもらった。博物館の活用について高校側から積極的に考えていく必要がある。

6) Y高校の H 先生
  昨年度に取り組んだワークシートを活用した博物館見学や出前授業を足掛かりに,今年度は,「厳密な資料調査に基づいて歴史が叙述されていることを追体験する」「身近な地域の中で歴史的テーマを設定し,調査を行う」ことを目標に,博物館を見学させ,レポートをまとめさせた。冬休み中の取り組みであり,希望者はバスで送迎し,バス代を徴収したりとたいへんだったが,実践にはたいへんさが伴うものである。

■今年度の研究のまとめ方■

  先生方が博物館を活用していただいた実践を集めて整理し,公開することによって,学校教育に役立てていただくとともに,博物館活用の促進をはかっていきたいと思います。
  具体的には,決められたフォーマットに実践をまとめていただき,文章や写真を事務局まで送っていただきます。事務局でそれを編集し,ティーチャーズクラブの先生方には冊子の形でお返しし,その他にはホームページで公開したり,CDに焼いて希望者に配付したりしようと考えています。
  お忙しいとは思いますが,博物館に子どもたちを連れていらっしゃった先生はもちろん,出前授業や貸出教材(ミュージアムキットやかみしばい)等の活用実践の報告もお寄せいただきたいと思います。
  文章等のデータはメールでお送りいただいても結構ですし,メモ書きをファックスしていただいても結構です。3月9日までにお願いします。

■今後のクラブ活動■

  会員証が1年ごとの更新になっています。3月31日までは会員証で入館できますので,機会をとらえて,ご来館ください。来年度も引き続きティーチャーズクラブを運営することは決まっております。できるだけ早く更新のお知らせを送りますので,来年度も引き続きクラブに入会し,活動していただけるようお願いします。

 

2. 【近頃のかいじあむ】
■シンボル展『オオカミがいた山〜消えたニホンオオカミの謎に迫る』は3月18日までです。ニホンオオカミは今から100年前に絶滅してしまった動物で,日本にはその剥製が3体だけあるそうです。そのうちの2体が私たちの館で展示されています。ただし,2体とも揃って見られるのは3月11日までです。この機会をぜひ,お見逃しなく。

 

3. 【イベント等の案内】
●平成19年2月25日(日)午後1時30分から3時
  館長トーク 『古代人の文字の習熟度は?』
  事前申し込み不要。無料。生涯学習室。
※当初18日の予定でしたが,1週間遅くなりました。お間違いなく。

●平成19年2月25日(日)午後1時30分から40分間程度
  学芸員によるギャラリー・トーク 『オオカミがいた山』について
  事前申し込み不要。常設展観覧料が必要。

●平成19年3月3日(土)午後1時30分から40分間程度
  学芸員によるギャラリー・トーク 『オオカミがいた山』について
  事前申し込み不要。常設展観覧料が必要。

●平成19年3月4日(日)午後1時30分から3時
  古文書講座『武田氏関連資料を読む』
  事前に申し込んでください。無料。生涯学習室。

●平成19年3月10日(土)午後1時30分から2時30分
  お庭で自然観察 『春の訪れ,感じよう』
  事前申し込み不要。無料。

●平成19年3月11日(日)午後2時から3時30分
  オオカミ展特別講演会
  ノンフィクション作家・山根一真氏『取材10年−ニホンオオカミの謎を解く』
  事前申し込み不要。無料。会場は博物館隣の総合教育センター大研修室。

【編集後記】
  今号のメールマガジンは植原が担当しました。
  ティーチャーズクラブの今年度最後のまとめの会が無事終わり,ホッとしてしまい,しばらくは体が動かないほどでした。今年度,館として初めて「公募」で先生方にお集まりいただき,「どうぞ,博物館をどんどん活用してください!」というクラブ活動を開始したわけですが,そんな「指針の無さ」に戸惑ってしまわれた先生もいたのではないかと思います。研究発表してくださった6人の先生方は,まさに「僕の前に道はない。ぼくの後ろに道は出来る」を実践してくださった先生方です。これらの先生の実践を足掛かりにして,来年度,さらに博物館の活用が活性化すればいいなあと思っています。また,ティーチャーズクラブについても,来年度はクラブの先生限定のイベント・研修会も開催したいと思っておりますので,企画・アイデア等,どしどしお寄せくださいね。

■配信元:山梨県立博物館 企画交流課
〒406-0801 笛吹市御坂町成田1501-1
電話:055-262-1278
ファックス:055-261-2632
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