山梨県立博物館 かいじあむ
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概要お庭で自然観察
 
 ■イベント『お庭で自然観察』


2006年9月18日の

『お庭で自然観察』

ダイジェスト

 

クヌギの小枝1

クヌギの小枝2







 

 クヌギの小枝

 まず、参加者の皆さんが気づいたのが、クヌギの小枝がたくさん落ちていること。小枝には必ず1コか2コ,クヌギのまだ若いどんぐりがついています。
  これはいったい何? と皆さんで意見を出しあいました。
 じつはこれ、虫のしわざなのです。クヌギシギゾウムシという小さな虫が,まだ青い(従って,まだ柔らかい)どんぐりに穴を開けて卵を産みつけ,「私の子どものために,このどんぐりはキープ!!」とばかりに,小枝を噛み切って,落としてしまうのです。

 そんな虫の生態もおもしろいですが、個人的にもっとおもしろいと思ったのは,どうしてこんな小さな虫が,できたばかりの博物館の庭にクヌギの木があることを知って来れるのか? という点です。まわりに雑木林なんて見当たらないのに・・・。

キキョウのきょうちゃん1

キキョウのきょうちゃん2







 
 
キキョウの
きょうちゃん

 次に観察したのが、キキョウの花です。わたしはキキョウの1つのつぼみに「きょうちゃん」と名付け,毎日,観察していたので、その紹介をしました。

 きょうちゃんが咲き出したのは9月13日。キキョウのつぼみって見たことありますか? まるで風船みたいにふくらんでいて,かわいいんですよ。そのつぼみの一部がめくれて,開き始めたのが13日だったんです。
  開いたばかりの花をみると,真ん中に心棒のようなものがあって,そこに白い粉がたくさんついています。おしべから出た花粉です。15日になると,からからになったおしべが心棒から外れました。そして,16日になると,心棒(じつはめしべ)の先が5つに裂けて,きれいな星型になりました。そして,今日18日に,きょうちゃんはしおれてしまいました。

  このようにキキョウの花は咲いている間にも変化していくのですが、その様子を説明した観察カードはこちら。

リンゴ1

リンゴ2






  

 

  

 

リンゴの試食

あまりにもリンゴがおいしそうだったので、みんなで少しずつ試食しました。おいしかったです。


豆の花1

豆の花2

 

 

  豆の花

 フェンスに巻きつきながら伸びている草がありました。
  「何の仲間だとおもいますか?」
  「豆の仲間!」
  「どうして、そう思いましたか?」
  「だって、豆がなってるもん」
  そのとおり。これはヤブツルアズキというマメ科の植物です。栽培されている小豆の原種であるそうです。

 


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