山梨県立博物館 かいじあむ
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インデックス>展示案内>チンギス・ハーンとモンゴルの至宝展

展示案内

豪華絢爛!一級文物でたどる史上最大の帝国と騎馬遊牧民の歴史
 モンゴル帝国は、チンギス・ハーンが1206年に建国した騎馬遊牧国家です。13世紀後半、子孫のフビライ(元の初代皇帝)の時代になると中国全土だけでなく南はベトナム、北はモスクワ、西は地中海まで世界最大の領土を支配しました。2006年には、建国800年を記念してモンゴル共和国で大掛かりなイベントが開催されました。
  本展は謎に包まれたチンギス・ハーンの生涯と世界最大のモンゴル帝国を紹介する本格的な展覧会です。今回、騎馬遊牧民族やモンゴル帝国に関する美術品・資料13万点を所蔵する中華人民共和国・内モンゴル博物院の協力により中国一級文物(日本の国宝に相当)54点を含む159点の文物からモンゴル騎馬遊牧民族の足跡を辿ります。
チンギス・ハーン像

当館エントランスロビーにて、
右のチンギス・ハーン像がみなさまをお迎えします。
本展にご来場いただいた方の数が2万人に達しました。多数のご来場ありがとうございます。
概要     展示構成と主な資料     関連イベント     その他

■期間
平成22年4月17日(土曜)〜5月31日(月曜) ※終了しました。

■時間
午前9時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)

■休館日
4月20日(火)、27日(火)、5月6日(木)、11日(火)、18日(火)、25日(火)

■観覧料
 
通常料金
前売券
団体割引料金(20名以上)
宿泊者割引
常設・企画展
共通券
一般
1,000円
840円
1,240円
高校・大学生
500円
420円
580円
小・中学生
260
210円
290円

※次の方は特別展の観覧料が免除となります。
  ・山梨県内ご在住の65歳以上の方
  ・土曜日における小学校、中学校、高等学校、特別支援学校の児童・生徒
  ・障害者基本法第2条に規定する障害者の方
※宿泊者割引は、県内のホテルや旅館等に当日か前日に宿泊される方を対象とした割引料金です。
※無料、 割引料金の対象となる方はそれぞれ証明できるものをご提示ください。
定期観覧券(年間パスポート)もどうぞご利用ください。
※前売券についてはこちらのリンクをご覧ください。

■主催: 山梨県立博物館、山梨日日新聞社、山梨放送 、チンギス・ハーンとモンゴルの至宝展実行委員会
■後援:中国大使館、朝日新聞甲府総局、NHK甲府放送局、エフエム甲府、エフエム富士、産経新聞甲府支局、テレビ朝日甲府支局、テレビ山梨、日本ネットワークサービス、毎日新聞甲府支局、山梨新報社、山梨中央銀行、読売新聞甲府支局
■協力:中国・内モンゴル自治区博物館、日本航空、株式会社 富士山マカイノ・テムジン、学校法人 駒澤学園 駒沢女子大学
■監修協力: 早稲田大学文学学術院教授 吉田順一
■企画制作: 東映

■展示構成と主な資料
【第1部 戦国時代のモンゴル
紀元前4世紀からチンギスが登場するまでの中国北方草原遊牧民族である東胡・匈奴・鮮卑・突厥・契丹の五部族の装飾品を中心とした出土品を展示します。
鷹形金冠飾り
(一級文物・戦国時代)
主体は翼を広げた雄鷹。鷹は狼が羊に噛みつく場面を描いた半球体の上に立ち、大地を見下ろす。額の部分は虎と野生羊と馬が臥せた姿の浮き彫り。これまで発見された中で唯一完全な「胡冠」の実例で、匈奴の王冠の優品。
鷹形金冠飾り
青銅製鹿形装飾具
(戦国時代)
雌雄で対になっていて、立ったものも臥せているものもあり、生気あふれる造形。内モンゴル草原で生活していた匈奴のもっとも特徴的な青銅製芸術品。

青銅製鹿形装飾具

金製鹿頭形冠飾り
(一級文物・北朝)
雄と雌の鹿をかたどった冠で、角はすべて枝角がある。そこに金製の桃形葉を吊るし、歩くと金属が触れ合う音がすることで身分の高さを表わす。この歩揺冠(ほようかん)は拓跋鮮卑(たくばつせんぴ)の貴族が用いた冠飾り。
金製鹿頭形冠飾り
黄金のマスク
(一級文物・遼代)
皇女の婿の顔に被せてあり、半肉彫りで作られている。頬骨がやや高く、顔がこけている。顎は尖り、鼻筋は細長く、小鼻が広い。両眼を見張っていて、唇は閉じている。
黄金のマスク


【第2部 一代の天驕−モンゴル帝国の勃興−
チンギス・ハーンが遊牧諸民族を統一し、モンゴル帝国(1206年〜1368年)を建国。遠征すると同時に政治・文化の交流を図った証を紹介します。チンギス・ハーンの文物が特別出品されます。
伝チンギス・ハーンの鞍(戦闘用鞍)
木製で前輪と後輪は金で飾り、龍が珠と戯れる文様を透かし彫りにする。チンギス・ハーンの墓には3点の鞍が祭られ、それぞれチンギス・ハーンが生前に戦い・狩猟・生活の際に用いたと伝えられている。
伝チンギス・ハーンの鞍
三彩香炉
(一級文物・元代)
真直ぐな頸部、膨らんだ腹部、三つの獣足形の足をもち、口縁両側には把手がある。腹部には多くの孔があり、龍と珠、ヒマワリなどの文様で飾られる。表面には青色を主として、黄色と褐色の釉をかける。蓋の鈕には虎が表現され、その下に蓮の葉が見られる。
三彩香炉
銅鍍金菩薩坐像
(一級文物・元代)
菩薩は5枚の葉をかたどった冠をかぶり、瓔珞(ようらく)を佩びて、肉髻(にっけい)を高く結う。両目はわずかに閉じ、右ひざのみあぐら状で、左ひざは立てる。両手は胸の前に置いて説法している時の様子を表わしている。元代に仏教が尊ばれたことを示す元代仏像中の逸品。
銅鍍金菩薩坐像


【第3部 明・清時代のモンゴル
最大の領土からモンゴル高原に撤退した明・清時代(1616年〜1911年)のモンゴル民族の文物、生活用品を展示します。
龍が彫ってある王座
(一級文物・清代)
木製で赤漆を塗り、手すりは鹿角製。背もたれとその下には龍と雲の浮き彫りがある。いすの足は流龍の頭と足をモチティーフにしている。アラシャン盟の札薩克(じゃさく)の達里札雅親王府の遺品。
龍が彫ってある王座
ルビー装飾の親王の帽子
(一級文物・清代)
丸く、 上が平らで、鍔(つば)がたっている。上部は赤い糸で装飾されており、その上に5匹の龍が珠をくわえる鍍金の台座があり、頂部にルビーをあしらっている。官位一品(もっとも高い役職)のモンゴル親王が冬にかぶる帽子。
ルビー装飾の親王の帽子
孔雀羽織もう(虫偏に莽)袍(ほう)
(一級文物・清代)
もうほうは明・清の大臣が着た礼服。濃い褐色の絹の布地に、金糸で正龍と行龍(横向きの龍)を9匹刺繍し、その間に瑞雲、蝙蝠(コウモリ)、花弁文、海水雑宝文などを刺繍している。襟口と袖口は藍色の雲龍文で縁取りをし、地の文様は孔雀の羽で全体的に刺繍を施している。清朝の龍袍の中でも貴重な優品。
孔雀羽織もう(虫偏に莽)袍(ほう)
銅鍍金明王像 (清代)
六臂のマハーカーラともよばれ、古代インドでは軍神あるいは戦神で、諸々の護法神のリーダーと考えられていた。3つの目を持ち、憤怒の形相である。5つの髑髏をつけた冠をかぶり、怒りで髪がはね上がる。主臂左手は髑髏の碗を持ち、右手は財産の象徴である火炎掌(失われている)を持つ。足下には這いつくばった象頭の二人の人物を踏みつけている。
銅鍍金明王像
祭事用龍袍(清代)
仮面舞儀礼(チャム)の時に用いる服。黄色い緞子(どんす)製で肩の部分は雲文を織り込んだ錦の肩掛けで飾られている。上着には5爪の龍が8匹刺繍されている。チベット仏教の寺では毎年妖魔を退治し、災いを祓う儀式を行い、チャムを舞う重要な儀式となっている。
祭事用龍袍
 
■関連イベント情報
特別記念講演会
「チンギス・カンの考古学」   
2004年に発表され話題を呼んだモンゴル国アウラガ遺跡におけるチンギス霊廟の発見など、モンゴル考古学の第一線で活躍する研究者に最新の発掘調査成果を解説していただきます。 <終了しました>

■講師 白石典之 氏(新潟大学教授)
■日時 平成22年5月23日(日曜) 午後1時30分〜3時
■場所 当館生涯学習室
  ※参加費、事前予約は必要ありません。
チンギスの宮殿
チンギスの宮殿
「モンゴル・デー」
モンゴルを体験してみよう!
モンゴルの衣食住を体験してみませんか?モンゴル展の入口で無料で体験できます。
毎週土曜日とゴールデンウィークはモンゴルデーへ!

■日時 会期中毎週土曜日とゴールデンウィーク(5月2日〜5日) 午前11時から午後3時まで
<全日程を終了しました。>
■内容 モンゴル衣装の試着ゲル(モンゴルの移動式住居)体験モンゴルのゲームなど
 ※先着30名様にヤギのミルクティーをサービス
■場所 企画展ロビー
  ※参加費、事前予約は必要ありません。
モンゴルゲル体験
ゲルの中に入れます。
モンゴル衣装体験2
選べるモンゴル衣装
モンゴルの衣装は数種類から選べます。

モンゴル衣装体験
モンゴルの衣装を試着できます。 

モンゴル文字教室
モンゴル文字教室 <終了しました>
モンゴル文字で自分の名前を書きます。
5月3日(月)と5日(水)午後1時から3時まで実施します。
シャガイで占い
モンゴルのおはじき「シャガイ」で今日の運勢を占えます。
モンゴル・コンサート
(1)モンゴル民謡のコンサート <終了しました>
■出演 王図雅さん
■日時  平成22年5月2日(日曜) 午前11時〜、午後2時〜
      (それぞれ15分程度)
■場所 企画展ロビー  

(2)モンゴルの楽器・馬頭琴の美しい音色と、モンゴル独特の歌い方であるホーミー(ノド歌)の迫力を生で聞ける演奏会です。<終了しました。>
■出演 ガントラガさん(モンゴル村テムジン)
王図雅さんとの共演決定!馬頭琴の生演奏にのせてモンゴル民謡を歌っていただきます。
■日時 平成22年5月15日(土曜) 午後2時〜、午後3時〜
      (それぞれ20分程度)
■場所 博物館庭(雨天の場合はロビー)
  ※参加費、事前予約は必要ありません。
モンゴル民謡コンサートモンゴル民謡コンサート
モンゴル民謡のコンサート
馬頭琴の演奏
馬頭琴の演奏
映画「チャンドマニ〜モンゴル ホーミーの源流へ〜」無料特別上映会
好評により5月30日追加上映決定!

首都ウランバートルからホーミーの故郷、チャンドマニ村へ。二人の若きホーミー唱者の旅を通じて現代のモンゴルと伝統の音楽、雄大な自然を写し撮った話題作を特別に上映します。
■日時 <終了しました。>
<追加上映>
平成22年5月30日(日曜)
(1)午前10時30分から12時10分
(2)午後2時から3時40分

<終了分>
(1)平成22年5月22日(土曜) 午後1時30分から3時10分
(2)5月23日(日曜) 午前10時30分から12時10分

■場所 当館生涯学習室
※観覧は無料ですが、入場は各回先着170名様となりますのでご注意ください。

映画「チャンドマニ」
「チャンドマニ」公式HP
(外部リンクが開きます)
【会場の様子 5月22日】
会場の様子 5月22日 その1 会場の様子 5月22日 その2

かいじあむ講座
「武田の騎馬隊はポニーだった?〜モンゴルの馬と山梨の馬〜」
平安時代に御牧が置かれた名馬の産地・甲斐国。武田の騎馬隊に代表されるようにその後の歴史でも馬が重要な役割を果たしてきました。それらの馬はどのような体格の馬だったのでしょうか?日本在来馬のルーツとされる蒙古馬との関係を含めて紹介します。
■日時 平成22年5月9日(日曜) 午後1時30分から3時まで <終了しました>
■場所 当館生涯学習室
■講師 植月 学(当館学芸員)
  ※参加費、事前予約は必要ありません。
学芸員によるギャラリートーク
担当学芸員が展示のみどころをご案内します。

■日時 平成22年4月18日(日曜)、5月2日(日曜)、5月16日(日曜)、5月30日(日曜) いずれも午後3時から1時間程度
■場所 企画展示室
  ※その他の開館日にも当館スタッフによるガイドツアーを毎日実施します。(午後3時から30分程度)
  ※企画展観覧券をお求めください。事前予約は必要ありません。
展示交流員によるガイド
展示交流員によるガイド
常設展関連特集展示
「山梨の馬〜甲斐の黒駒から武田の騎馬隊まで〜」
特別展に関連して、常設展に馬関連資料が多数お目見えします(常設展おすすめ資料のページへ)
■日時 平成22年4月21日(水曜)から6月21日(月曜) ※会期が異なりますのでご注意ください
■場所 常設展示室 
  ※常設展観覧券をお求めください。
 

■展示図録好評販売中!
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   詳細情報

 

■ 企画展関連図書コーナー 
企画展関連図書コーナー 
資料閲覧室に、企画展の関連図書を紹介しております。展示の事前学習に復習に、ご自由に手にとってご覧ください。
 ※ 終了しました。
 

■ モンゴル展開催記念メニュー「チンギス飯(はーん)」を提供しております。
博物館のレストランのキッチン ぶどう畑では、本展の開催にあわせて、「チンギス飯(ハーン)塩ミルクティーをご用意しております。
くわしくは、こちらのページをご覧ください。

  ※ 終了しました。
チンギス飯(ハーン)
 
■ ミュージアムショップにてモンゴル展関連商品を多数販売中です。
ミュージアムショップでは、本展の開催にあわせて、展覧会関連商品・書籍などを多数販売しております。この機会にぜひご利用ください。

  ※ 終了しました。
ラクダの毛の靴下
仏像などの木彫作品の数々 プーアール茶や岩塩
 
■ 音声ガイド大好評貸し出し中です。
展示作品の詳しい説明を聞くことができる音声ガイドが大好評貸し出し中です。ご観覧の折にはぜひご利用ください。

貸し出し料金 500円
  ※ 終了しました。
音声ガイド装置

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