山梨県立博物館 かいじあむ
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博物館資料のなかの『富士山』

歌川広重 冨士三十六景

28:信州諏訪之湖(しんしゅうすわのみずうみ)

信州諏訪之湖
手前の土坡(どは)からの諏訪湖の眺め。桜など春の花木が咲き、湖面では漁が行われている。おおらかな春の景である。広重「不二三十六景 信濃諏訪湖」、北斎「信州諏訪湖」、そして本図の諏訪湖の図は、富士、八ヶ岳、甲斐駒ケ岳、高島城と、同じモチーフを扱いながらも、異なった構図や色調によって、それぞれ個性的な表情を見せている。

※諏訪湖(長野県諏訪市)
…『木曽路図会』
には、「須波の海、衣が崎に来て見れば、富士の上漕ぐ、あまの釣船」という歌があるが、本図は湖に注ぐ衣之渡(えのど)川河口の景勝地衣ヶ崎からの眺望と考えられる。漁船が描かれているが、諏訪湖には近江国琵琶湖の源五郎鮒や甲斐国河口湖の小海老、荊沢(山梨県南アルプス市)の蜆が放流され、明海漁業、氷曳漁業と呼ばれる漁業が盛んであったという。
 

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