15 変貌する景観
山梨を代表する産業であった養蚕・製糸業は女性の活躍に支えられていたことと、養蚕・製糸業の衰退による女性の社会的地位の変遷について紹介します。また、戦後、山梨の土地利用は桑園から果樹園が主流となり、それに伴って景観が大きく変貌したことも紹介します。
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展示資料
資料名
時代
所有
指定
資料解説
差出申一札之事(篠原家資料)
江戸時代
山梨県立博物館
離縁状。特に甲州では仲人が離縁にあたって当事者間に介入することが多い。本資料の本文には仲人の名前が見られる。
入置申一札之事写(篠原家資料)
明治3年
(1870)
山梨県立博物館
離縁状。離婚にあたって仲人が離縁状を妻方の家に持参したことが記されている。
職人尽歌合
文政9年
(1826)
山梨県立博物館
500年前の機織りの絵。
七十一番職人歌合
江戸時代
山梨県立博物館
500年前のすあい(布や小間物を販売した)の絵。衣服にかかわる仕事は主として女性の仕事であった。
みとものかず(櫻井家資料)
明治15年(1882)
個人
明治天皇の御巡幸に随行した池原香穉の記録。山梨各地の様子が記録され、山村部では養蚕が多くなされていたことが絵入りで紹介されている。
甲州生糸商標(甲州文庫)
山梨県立博物館
山梨の製糸工場の生糸ラベル。明治時代の山梨は全国でも有数の製糸工場数を誇っていた。
絹糸、山繭の糸
(繭糸検査事務所資料)
昭和
山梨県立博物館
現在では殆ど作られていない絹糸と山繭の糸。
(甲府勧業試験場出土)ワイン瓶
明治時代
山梨県立考古博物館
日本最初期のワイナリーである葡萄酒醸造所(ぶどうしゅぞうじょうしょ)が明治時代に甲府城内に建設され、その跡地から発掘されたワイン瓶である。山梨では全国的にも早い時期からワイン文化が育まれていたことを示す資料。
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