幕末期に生糸取引で活躍した甲州屋忠右衛門や、のちに甲州財閥として巨富を動かした若尾逸平らの人物像に迫り、甲州から出発した彼らの旺盛な行動力や積極性について紹介します。
また、甲州財閥の行った電気や鉄道をはじめとした町の基盤づくり事業が、現在の私たちのくらしに生きていることを紹介し、日本や山梨の近代化における彼らの事業の意義を明らかにします。
今年(2009年)は、安政6年(1859)の横浜開港から150周年ということで、開港まもない横浜で活躍した、篠原忠右衛門をはじめとする甲州商人を中心に展示しております。