山梨県立博物館 かいじあむ
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■これまでのシンボル展
No.007

国宝 夏・秋・冬景山水図

室町将軍のたからもの



期間:平成19年1月2日(火)から平成19年1月28日(日) ※終了しました。

国宝三幅、山梨に集う
 
  国宝「夏・秋・冬景山水図」は、中国南宋時代、13世紀ごろに描かれた水墨山水図の最高傑作です。三幅ともに室町幕府三代将軍足利義満の鑑蔵を示す「天山印」がおされています。義満が蒐集し、八代将軍義政に伝えられた、室町将軍のコレクション「東山御物」のひとつです。将軍家蔵品目禄『御物御画目録』にも「四幅 山水 徽宗皇帝」と記され、本来はすでに失われた春景とともに四幅対の四季山水図として、徽宗皇帝筆と伝えられてきました。
  足利将軍家の所蔵品だった各幅は、現在は別々に伝わっています。秋・冬幅は足利家より周防大内家に贈られ、その後策彦周良らの手を経て、京都の金地院に伝えられました。一方夏幅は、寛文13年(1673)、遠江国浜松城主の太田資宗から甲斐の身延山久遠寺に寄進され今に至っています。
  本展では、この三幅をともに展示します。いずれも自然な山水表現と緻密な人物表現が見事に融和し、室町将軍の所蔵品としての由緒にふさわしい格調の高さを漂わせた室町文化の粋。画中に漂う空気感や、描かれた人物が耳にしているであろう風の音、動物の鳴き声までも感じさせる名品中の名品。今も見る者の心をとらえてはなさないその魅力を、この機会にぜひご堪能ください。
                              
身延山久遠寺の「夏景山水図」と金地院の「秋・冬景山水図」
かつて一組だった山水図の至宝が一堂に!
夏景山水図 久遠寺蔵 秋景山水図 金地院蔵 冬景山水図 金地院蔵
夏景山水図(山梨 久遠寺蔵) 秋景山水図(京都 金地院蔵) 冬景山水図(京都 金地院蔵)
松を揺らす風の音、空を舞う鶴の羽音、深山に響く猿の啼声・・・
静謐なる筆は、音さえも描き出す。

関連イベント
 ※すべて終了しました。
●かいじあむ工房
 「失われた春景山水図を描こう」

  日時:平成19年1月20日(土) 午後1時30分から
  会場:体験学習室
  定員:20名(先着順、電話でお申し込みください)
  ※小学生以下の方は、保護者の方といっしょにご参加ください。
  お申し込み先:山梨県立博物館 企画交流課 055-262-1278


●ギャラリートーク
  日時:平成19年1月13日(土)、28日(土) ともに午後1時30分から
  会場:シンボル展示室
  ※申し込み不要です。お気軽にご参加ください。(常設展観覧券が必要です)

 


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